2010年5月13日木曜日
貨物機を馬が占領?
今回はシドニーからマレーシアまでの輸送を担当しました。
エンデュランス競技用アラブが5頭、3歳の競走馬が1頭、ポロ競技用馬が3頭の計9頭の輸送でしたが、なんとマレーシア航空のB747貨物機には私たちのジェットストール(馬空輸専用)が3つ積まれただけでした。
シドニーからマレーシアへ向かう便は比較的かもつの積載量も少ないことが多いのですが、今回のようなケースは珍しく写真からも分るようにまさに「馬が貨物機1機を占領」した状態になってしまいました。
こんな状態では航空会社側にとってこの便に限っては当然赤字になるわけで、ただでさえ収益率の悪いといわれる航空輸送業界だけに心配になってしまいます。
最近の不景気の影響も受け貨物輸送から撤退していく航空会社が多いなかで、利用できる貨物便がさらに少なくなっていくのは馬を輸送する私たちにとっても大変好ましくないことです。
シドニー空港を夜9時に出発し、クアラルンプールへは明朝3時に到着しました。計8時間ちょっとの空輸になりますがフライト時間も短いので馬にとっても比較的負担の少ない輸送といえます。
今回も無事に全9頭がそれぞれの牧場、施設へと運ばれていきました。
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