2010年12月6日月曜日

ロスアンジェルスからシドニーへ

 昨日のJCD(ジャパンカップダート)は一番人気のトランセンドが見事な逃げ切り勝ちをおさめましたが、何と言っても外国からの参戦が一頭もいないというのは少し寂しいような気がしました。それが理由かどうか、今年のJCDがファンの間でも興味が低かったことは、馬券の売り上げ、入場人員も昨年度と比べ2割ほどダウンという結果が示しているような、、、、

 「ジャパンカップダート」と名前が付いている以上、ファンとしては多くの外国馬に来日して参戦してもらいたいですね。

さてドバイへの輸送を終えた後、次の日にエミレーツの旅客機でドバイからロスアンジェルスへ移動し次はロスアンジェルスからシドニーまでの5頭の乗用馬の空輸を担当しました。

 通常種牡馬や現役競走馬以外の馬の輸送は5,6頭であれば一人で担当することが多いのですが、今回はフェデエックス社さんの貨物機で輸送ということでルール上二人のプログルームが添乗する必要があり、ロスをベースにしている同僚のフランス人グルームと二人で輸送を担当しました。
 
 写真からも分るようにFXの貨物機(MD11)は中が本当に狭く、エアストール(馬用ストール)と貨物機内の内壁の狭いスペースが唯一の移動用空間です。


 次の写真は経由したホノルル空港の貨物倉庫内で待機して馬の体調チェックや給水を行っているときのものですが、ハワイの青い空とさわやかな海からの風が何とも心地よく、長い貨物機内での滞在から一時開放された私たちグルームも、ここぞとばかりフレッシュな空気を思いっきり吸い込み、手足を伸ばしておきます。

 こうしてシドニー国際空港まで計21時間の空輸を経て到着した5頭の馬たちは、そこから馬運車に乗り込みシドニー郊外の動物検疫所へと無事に移動していきました。
 


 

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