2010年11月29日月曜日

ドバイとチキンビリヤーニ


さて昨日のジャパンカップは一番人気のブエナビスタが強い勝ち方をみせましたが、、、、その後審議そして2位降着となんとなく後味の悪いレースになってしまいました。有馬記念ではぜひ再戦して決着をはっきりつけてほしいですね。

火曜日にシドニーからドバイへ2頭の競走馬を輸送しました。2頭とも殿下の所有馬で年明けに始まるドバイのカーニバル中のレースへ出走するためにオーストラリアから渡っていきました。
2頭ともドバイではマイク・デコック調教師(南ア)の管理化におかれるそうですが良血の牝馬たちです。
シドニーから香港を経由しドバイ国際空港までの空輸は約21時間で2頭とも無事に到着しましたが、この時期のドバイは気候的にもやや涼しくなるため、この馬たちもそれほど暑さによるストレスを受けずに現地の環境に慣れていけるのではないでしょうか。

ドバイへ来るとよく食べるのが写真の「Chicken Biryani(チキンビリヤーニ)」です。なんかカレーとチャーハンをあわせたようなものですごくおいしいんです。
このホテルで食べたのは、スパイスの効いたチキンカレー、そしてその上に干しぶどう、カシューナッツ、ミント、サフランなどと炒めたご飯、そしてゆで卵がのっていました。
ミントヨーグルトのソースとライタ(ヨーグルトソース)が付いてくるので、辛いものがあんまり得意じゃない私はこれをたっぷりかけてマイルドな味にしていただきます。
ドバイに行く機会のある方はぜひ試してみてくださいね。ちょっとスパイシーですがそれがとってもビールとあって最高ですよ。

 

2010年11月22日月曜日

シンガポールへ アルパカもいっしょに


先週土曜日にメルボルンから8頭の馬をシンガポールのチャンギ国際空港まで空輸しました。
先日行われたマジックミリオンズ社のブリーズアップセールではシンガポールからのバイヤーが多くの馬を落札していましたが、今回輸送した馬も一頭を除きそのセールで買われた2歳(未出走)の競走馬でした。

メルボルンで全頭無事ストールに積み込みが終わりSQの貨物機へ馬と共に乗り込むと貨物機内になんか他の動物のにおいが、、、。
そのにおいの正体は「アルパカ」でした。写真では馬のストールの後ろに木製のケージ(747専用に上下2段につくられた家畜用のもの)に入っています。


主な生息地は南アメリカの湿潤高原地帯(標高3500mから5000m)のこのアルパカですが、米国やオセアニア(主にニュージーランド)などではペットとして飼われている事もあります。
今回はメルボルンからベルギーのブリュッセル空港まで輸送されていくようですが、輸送中の面倒をみる為にアルパカ牧場の担当の方が一人添乗されていました。




写真だと分りづらいですがくりくりした大きな目がすごくかわいいですよ。毛色もいろいろあるんですね。

2010年11月15日月曜日

超音速旅客機 コンコルド


昨日のエリザベス女王杯は「スノーフェアリー」の強さが際立ちましたね。直線に向いてからの一瞬の切れ味はさすが英愛オークス馬といったところでした。
関係者の決断次第ではジャパンカップに出走するそうですが、予定通りに「ブエナビスタ」「ナカヤマフェスタ」「オウケンブルースリ」などの強豪が集まれば、海外からの多数の参戦組とともに見ごたえのある好レースが期待できそうですね。

さて先日ロンドンに行った際、宿泊していたホテルがBA(ブリティッシュエアウェイズ)の機体作業用倉庫のすぐ横だったのですが、そこの端に停機してあったのが2003年末に全機が退役していた「超音速旅客機 コンコルド」です。
その格好良さにしばらく見惚れていましたが、はじめて生で観るコンコルドは意外に小さく(乗客定員100名ほど)、横に広がる機体のわりに大きな翼と機体横に並んだ本当に小さな窓(葉書きの大きさ程度だとか)が印象的でした。
うわさでは、BAが2012年のロンドンオリンピックにむけて復活させるとかしないとか、、、。旅客機としての安全性や飛行時に引き起こす「ソニックブーム」が問題ですが、個人的にはファーストクラスの20%増という運賃を除けば、ぜひとも乗ってその「超音速」を体験してみたいです。


 

2010年11月2日火曜日

Melbourne Cup メルボルンカップ2010



先週土曜日にシンガポールから4頭の競走馬(引退して繁殖牝馬として渡豪)をシドニーまで輸送しメルボルンカップは家で観戦することが出来ました。

友人であるRVL(レーシングヴィクトリア)国際部Pからのティップで前走Geelong Cupを勝ったフランスからの参戦馬「AMERICAIN」が海外からの参戦組では一番いいと聞いて、「So You Think」とこの馬の勝負になるかどうかが私の焦点でした。
「So You Think」はレース前は落ち着いていていい雰囲気でしたがレーススタート直後から第1コーナーを回るまで鞍上のS.Arnoldが行きたがる「SO You Think」を宥めるのにだいぶ苦労しているようにみえましたが、あれでだいぶスタミナを消耗したのかどうか最後は力尽き、その後ろを終始力をためて追走していた「AMERICAIN」にさされてしまいました。

第150回目の記念となった今年のメルボルンカップは海外からの参戦組もあわせて9頭(全24頭中)と史上最多になりましたが、賞金のほうも総額豪$6M(約5億円)で一着賞金はなんと豪$3.6M(約3億円)!!2Mile(3200M)の長距離レースとしては世界最高賞金になりましたが、10着までに入れば豪$125000の賞金が入るといったことも海外からの参戦が盛んに行われる理由のひとつでしょう。

日本の「トウカイトリック」は良く頑張りましたね。内ラチ沿いに中団を追走し直線に向いて残り350Mで抜け出したときには「あわや!?」と思わせるような見せ場を作ってくれました。道中も直線も一番荒れている内側を進出していただけに、得意の良馬場だったらもっと違った結果になっていたかもしれません。

より国際色の濃くなったメルボルンカップですが、来年はもっと多くの日本の馬にぜひ参戦してもらいたいですね。