2010年9月13日月曜日

シンガポールとロケットマン


今回はメルボルンからシンガポールまで14頭のサラブレッドを輸送しました。

シンガポールにとってオーストラリアは目と鼻の先、シンガポールの競走馬の80%ほどを占めるオーストラリア産の競走馬の若駒が、このようにして毎週のように空輸されていきいます。

まもなく日本に到着するはずのシンガポールのスタースプリンター「ロケットマン(豪)」もそんな馬の一頭ですが、今年のスプリンターズステークスは香港からの「グリーンバーティー」も含め、今から待ち遠しい国際G1になりそうで、海外からも多くの注目を集めるでしょう。

今の日本は地元(香港、シンガポール)と比べても気候にさほど変化がないので、調整も比較的楽に出来るでしょうし、本番では2頭ともしっかりと力を出してくると思われます。

しかしこの2頭以前にも「サイレントウィットネス」「セイクリッドキングダム」また欧州では名を轟かせた豪国からの参戦組「テイクオーバーターゲット」「ミスアンドレッティ」、クールモアに種牡馬として買われた2頭「シュワジール」「スターズバングルバナー」といい、オセアニア産スプリンターは今や世界でも最高レベルにあるといってもよいでしょう。


追伸:ロケットマン陣営は前レース以降、馬体重が元に戻らないという理由からスプリンターズステークスへの遠征を取りやめました。日本のファン、また地元シンガポールのファンにとっても大変残念ですね。
 
 
  

3 件のコメント:

  1. はじめまして。
    いつも興味深くブログを拝見しています(^v^)

    今月愛馬が来日予定なんですよ。
    メルボルンから積まれるそうですがメルボルンの検疫所はどんな所ですか?
    もし可能でしたら検疫所の様子などブログに書いていただけたら嬉しいです。検疫所内でも引き馬程度の運動はするのでしょうか?

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  2. はじめまして。ブログをみていいただいてうれしく思います。
    さて、メルボルンでの検疫ですが輸出の際には、オーストラリアへ輸入される際に入厩する施設と違いAQIS(豪国農政府検疫機関)の承認を得たいくつかの牧場で行います。輸出の際の輸送時間を考慮して、比較的空港に近い距離にある牧場を利用することが多いですが、通常そういった施設(牧場)はデイヤード(放牧できるスペース)をもっているので、昼間の間最低でも2,3時間そこで運動をかねた放牧を行うことがほとんどです。

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  3. 成田の検疫所のような所かと想像していました。
    牧場でしかも放牧してもらえるなら馬もリラックスできますね。教えていただきホッとしました。ありがとうございます。

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