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さて日本の馬産地では各スタリオンステーションでスタリオンパレードが行われている真っ最中ですが、今年もオーストラリアから日本へ渡るシャトルスタリオンの輸送を担当しました。
まずは「コマンズ」
写真はシドニー国際空港で馬運車から降りてくるところですが、この馬は本当に見た目も美しい種牡馬で父はデインヒルで祖母がオクタゴナル(豪種牡馬)の母に当たるエイトカラット。
パッと見てもバネのありそうな馬体ですがオーストラリアのマッチョタイプの種牡馬に見られるようにお尻や後脚あたりの筋肉は見事ですね。
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次は「スニッツェル」
2歳時の早くから才能を開花させたスプリンター。
南半球で2歳戦としては最高賞金を誇る「ゴールデンスリッパーS(豪G1)」にはレース前早くから一番人気に支持されていましたが、レース当日はゲートが開く直前にゲート内で暴れ頭部を強く打ちつけ軽い脳震盪を起こしながら走るも優勝を逃すが次の年ムーニーバレー競馬場で行われたオークリープレート(豪G1 1100m)ではテイクオーバーターゲットを破りG1優勝を遂げている。
現役時代管理をしていた厩舎長が「この馬のギャロップはターフの上を浮いて飛んでいるようだった。」と私に話をしてくれたのが印象に残っています。
写真に一緒に移っているのはアローフィールド牧場のスタリオンマネージャー JOSEPH(ジョセフ)です。
最後は「スタチューオブリバティー」
このブログではおなじみスタチューです。今回もメルボルンから成田までの輸送を担当しました。
空港で馬運車から降りジェットストールへ積み込むと私をにおいで確認したのか「お前のことは知ってるよ。」とでもいわんとばかりに知らぬ顔で乾草をムシャムシャと食べ始めました。
オーストラリアでは産駒の1頭、トップスプリンターの「ヘイリスト」が念願の産駒G1初勝利をおさめ、今特にビクトリア州のブリーダーの間では最も人気のある種牡馬の一頭ですね。
2週にわたり3頭の種牡馬をオーストラリアから香港経由で成田まで空輸しましたが、3頭とも輸送中おとなしく慣れた様子でした。
こうして無事に日本へ到着した種牡馬たちはそこから検疫所へ行き必要な検疫期間をそこで過ごします。
その後再び馬運車ではるばる北海道まで輸送された3頭は、今回の各スタリオンパレードで無事皆さんの前にその姿を現したのです。
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