2011年2月11日金曜日

寒ーいニューヨークへ


さてさてすっかり更新が伸びてしまいました。日本へのシャトルスタリオンの輸送2回、米豪国間の輸送2回、シンガポールへ2回と先月は新年早々休むまもなく飛び回っておりました。クライアントの皆様のおかげです。ありがとうございます。

さて2月に入りも今年も行ってきました、ニューヨークへ。
毎年サラブレッドのシャトルスタリオンが北半球へ渡った後、今度はスタンダードブレッド(トロッター)のシャトルスタリオンがオセアニアから米国へと帰っていきます。

フェデエックス社さんのMD11をチャーターしメルボルンで24頭、そこからニュージーランドへ渡りオークランドからさらに23頭を積み込みさて出発です。
大掛かりな輸送のため私たちプログルーム9人の他獣医1人の計10人で輸送を担当しました。
しかし多頭数、相手も種牡馬となると馬の扱い、馬用ストールの使用法その他が普段とは異なるためより神経を使います。

ホノルルを給油のため経由しまずはロスアンジェルスへ。ここで8頭の馬を下ろし最終目的地のスチュワート空港(N.Yから北へ100kmほどのニューバーグ市にあります)へ向かいましたが、道中は前々日から続くアメリカ東部全域に広がるスノーストームの影響で無事に着陸できるのかどうか心配でした。

無事に到着するとそこは一面の雪世界。
真夏のオセアニアからやってきた馬たちは、その寒さと外の景色にさぞかし驚いたことでしょう。
飛行機からストールを下ろし空港隣にある検疫所まで全頭を無事馬運車で運び終えるとメルボルンを出発してから約35時間が経過していました。
次の日も輸送熱などを発症した馬は一頭もいなかったということでまずは一安心。
これだけの頭数を長時間輸送しこの結果はほぼ奇跡。これも経験豊かなチームのおかげといえますね。

心配していた天候も回復しJFK国際空港からの旅客機も予定通りということで、再び真夏のオーストラリアへと帰途についたのでした。

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