先週土曜日の3日、北海道・新冠町の優駿スタリオンステーションでオグリキャップが放牧中に右後肢を骨折し、安楽死の措置が取られました。25歳でした。
子供のころ戦死した祖父の墓参りへ向かう途中の列車の窓からいつも眺めていた笠松競馬場とそこから生まれた「葦毛の怪物 オグリキャップ」。
90年の引退レースとなった有馬記念は、大学受験中テレビで観戦していて終わると涙があふれて止まらなくなりました。
この世界へ入ろうと決めたのも、この馬との出会いがあったからでした。
海外(オセアニア)へ向かおうと決めたのも89年のジャパンカップでこの馬が当時世界レコードの鼻差で負けた相手がホーリックスというニュージーランドから来た牝馬だったからでした。
つい一週間ほど前には浦河から成田空港へ種牡馬の輸送中、新冠あたりを過ぎるとき馬運車の窓からみえる看板に彼の名前をみつけたばかりで、この寂しさはなんともいいようがありません。
関係者の皆様方も、このようにファンに愛された名馬を無事に管理するには大変なご苦労があったことでしょう。
オグリキャップ在りし日の輝ける栄光とターフを駆ける姿を偲び、心から冥福を祈ります。
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