2010年6月20日日曜日

世界一大きな(?)シャトルスタリオン


先週の日曜日はメルボルンからニュージーランドのオークランドを経由してロス・アンジェルスまでの輸送を担当しました。メルボルンから9頭、オークランドでさらに4頭を積み計18時間の空輸でしたがその中に混じっていたのがこのシャトルスタリオン。
そう本国アメリカから南半球オーストラリアの繁殖シーズンへやってきたミニチュアポニーのシャトルスタリオンです。今回無事仕事を終えてお国へ帰るというわけです。

写真は現地(L.A)へついて体温検査およびUSDA(アメリカ農政府)の獣医さんによる馬体の照合および検査を受けているところです。
本当に小さいですが通常ミニチュアポニーとは体高が43インチ(86センチ)以下のものが規格内とされています。(ただ体高がそれ以上のクラスもあります。)
ちなみにジェットストールの中でこの馬の隣には17ハンズの馬場馬術用ウオ-ンブラッドの種馬が乗っていました。

ミニチュアポニーのスタリオンのなかには濃い血のせいかちょっとやんちゃな馬もいますが、
この馬はすごく行儀のいい馬で人の扱いにもすごく従順でした。きっと頭がいいんでしょうね。


  

2010年6月15日火曜日

ROUGH HABIT


南半球オーストラリアの冬の時期には競馬の桧舞台が暖かいQLD州へと移され、私の地元でもあるブリスベンを中心にウィンターカーニバルが開催されます。

先週の土曜日はその中でも一番のメインとなるクイーンズランドダービー、ストラドブロークハンディキャップなどのG1レースがイーグルファーム競馬場で行われました。
今年は珍しくチャンネル7の放映もあるということで主催者側もかなり力をいれて観客動員に励んでいましたが、その目玉の一つとして観客のためにゲストとして招かれたのが、往年の名馬ROUGH HABIT(ラフハビット)です。

ニュージーランドの年度代表馬に輝くこと2回(1992、1995年)、現在は23歳で地元故郷のニュージーランドでのんびりと余生を過ごしていましたが、11回のG1勝利の中でも6回がここのブリスベンのウィンターカーニバル(クイーンズランドダービー、ストラドブローク2回、ドゥーンベンカップ3回)だったということもあり、はるばるニュージーランドから飛行機に乗ってやってきたというわけです。

飛行機を降りると、「ここは何回か来たことがあるな。」といわんばかりに周りを見渡しその姿をみんなの前に現しましたが、悠々としたその振る舞いはさすが往年の名馬といったところでした。
もちろんNZからの飛行機輸送もなんなくこなし無事土曜日のレース会場に姿を現したのです。





Rough Habit ラフハビット